▼ メディア掲載情報
- 連合通信レコード速報(2016年4月24日号)
- 日刊レコード特信(2016年4月26日号)
- アロマテラピー+カウンセリングと自然療法の専門誌「セラピスト」(2016年6月号)
- アロマテラピー+カウンセリングと自然療法の専門誌「セラピスト」(2016年8月号 表紙と3ページにわたって紹介されました。)
- Yogini Vol.55(2016年11月20日号)
2016年1月26,27日 Bst
「Birth~心を癒すヴィオラとクリスタルボウル~」の録音は、サウンドインスタジオBstにて行われました。メインフロアにスタインウェイのフルコンを配置、萩原さんはピアノの飯田さんのすぐ隣で、演奏のニュアンスなどを話し合いながら、目を合わせての演奏です。
アルバム全体を通して、暖かみのある音色にしたいということで、テスト録音を繰り返し、コントロールルームで何度も聴いて、マイクを変更したり、コンソールで調整したりして、イメージする音色に近づけていきました。
スタジオでの録音業務は、普段バタバタと時間に追われることが多いのですが、この作品のレコーディングでは本当におだやかに時間が流れました。逆にいつの間にか時間が経ってしまい、時計を見て驚くこともしばしば。
スタジオで働いていても、ヴァイオリンなしでヴィオラの音を単独で聴く機会というのは、なかなか少ないのですが(ヴィオラのための楽曲自体もヴァイオリンに比べるととても少ないようです)、ヴァイオリンよりも低いその音色は、人の声のような暖かみがあり、優しく響きます。この作品はヒーリングアルバムということで、人を癒す音色としてピッタリでした。
また飯田さんの弾くピアノの音は、本当に優しく、柔らかい音で、ピアノという楽器でこんなにも暖かい音が出せるのか、と驚きました。
ヴィオラとピアノからなる楽曲は、どれも優しく暖かいメロディで、お二人の演奏を聴いていると、気持ちが穏やかに、透明になっていうようです。
2日目にはクリスタルボウルが登場しました。実際に見るのはこれが初めてだったのですが、思った以上に大きくて、厚さも薄く、持ち運びには気を遣います。
ピアノの隣で、床に置いて演奏することになりました。萩原さんと飯田さんがお互いの演奏を聴きつつ、アドリブで美しい響きの楽曲を作り上げていきます。
クリスタルボウルの音は、お寺の鐘の音色にも似ていて、美しく懐かしい感じのする響きです。飯田さんの優しいピアノの音色と混ざり合って、まさに「癒しの世界へ」導かれるような雰囲気です。倍音が多く、余韻の長い音色は、是非ハイレゾで味わっていただきたいと思います。